そこで、今回はこの『キネマ版』第一話と『無印版』第一話を
読み比べてみようと思います。
また、無印版連載開始前の『読み切り版』も二編存在してます。
言ってみれば、明治剣客浪漫譚はキネマ版もあわせて4回も始まったということになりますね。
この『読み切り版1』『読み切り版2』もあわせて比較してみようと思います。
では、どうぞーImage may be NSFW. Clik here to view.
048. DAN DAN 心魅かれてく / FIELD OF VIEW(「ドラゴンボールGT」OP)
049. 君に贈るララバイ / WELCOME(「特装機兵ドルバック」ED)
050. BON BON / Hey! Say! 7(「ラブ★コンED)
051. 君がいない未来 / Do As Infinity(「犬夜叉・完結編」OP)
052. Tattoo Kiss / r.o.r/s(「カレイドスター」)
Image may be NSFW. Clik here to view.〜STORY〜Image may be NSFW. Clik here to view.
精霊の恵みを受けた美しく豊かな大地、アレフガルド。
かつて伝説の勇者ロトは、この地を支配していた悪しき大魔王を
討ち、神から授かりし光の玉で、魔物の軍勢を封じこめたという。
しかし、時が流れ、アレフガルドをふたたび闇が覆いはじめる。
悪魔の化身である竜王が魔物の軍勢を率いて光の玉を奪い、
この地を絶望に閉ざそうとしていたのだ。
ここに、ロトの血を引く新たな勇者が立ち上がる。
竜王を倒し、世界に光を取りもどすために―。
Image may be NSFW. Clik here to view.プレイ雑感Image may be NSFW. Clik here to view.
さすがにリアルタイムではプレイしていませんでしたが、
SFCに移植された「I・II」や携帯アプリ版で大いに
楽しませていただきました。
オリジナル版もちょっと触ったことがありますが、
キャラが常に正面向きのカニ歩きや、やたらと細かい
「とびら」「とる」「かいだん」コマンドが衝撃的で
逆に新鮮な感じがしたりしました。
とにかく、日本においてのRPGのパイオニアということで
シンプルすぎるシステムながらも、RPGの楽しさのキモが
しっかりと詰まっていました。
Image may be NSFW. Clik here to view.システムについてImage may be NSFW. Clik here to view.
敵と常にタイマンという戦闘はゲームとして単調かも
しれませんが、「呪文」や「アイテム」の存在が
良いアクセントとなっています。
薬草やMPの残量を気にしつつ、フィールドやダンジョンの
探索をするというのがメインの楽しみで、敵との戦闘は
あくまでも主人公の薬草やMPが減る不確定要素なわけです。
そういう敵との戦闘のリスクを見込みつつ、今回の探索で
薬草、たいまつ、かぎなどの消耗系アイテムをどれだけ
持って行くか?という駆け引きや、レベルアップすることで
着実に自分が強くなっていく感覚が達成感を与えてくれます。
制作者の堀井雄二氏は、RPGの楽しさをたくさんの人に知って
もらいたいと思って制作したのがドラクエのはじまり
とコメントしており、当時敷居の高かったコンピュータRPGを
一般のゲームユーザーにもわかりやすく伝え、その後の
日本におけるRPG文化の出発点となりました。
Image may be NSFW. Clik here to view.物語についてImage may be NSFW. Clik here to view.
「勇者が魔王を倒す」という非常にシンプルな物語です。
しかし、シンプルながらも「かつて勇者ロトが大魔王を倒した」
という伝説が、なにかしら壮大なバックグラウンドを彷彿とさせます。
すべては、のちの「III」のラストで判明する衝撃的事実のための
伏線なのです・・・。
Image may be NSFW. Clik here to view.キャラについてImage may be NSFW. Clik here to view.
「I」の主要キャラの数は少ないです。勇者である自分と、ラダトームの王様と
ローラ姫とラスボスの竜王くらい・・・。
主人公は「勇者ロトの血を引いている」という以外一切素性不明の人物です。
角付き兜がトレードマークな彼ですが、『剣神ドラゴンクエスト』
(DQIの世界が舞台の剣を振って敵を倒す体感ゲーム)では
まるで超サイヤ人のような金髪逆立ちツンツンヘアであることが判明します。
Image may be NSFW. Clik here to view. ドラゴンクエストII 悪霊の神々
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Image may be NSFW. Clik here to view.〜STORY〜Image may be NSFW. Clik here to view.
その昔、竜王を討ちアレフガルドを救ったロトの勇者は、助けた姫を
連れて別天地へ渡り、新たな国を創った。
勇者が去りしのち、彼の国はローレシア、サマルトリア、ムーンブルク
の3つに分かたれ、子孫たちの手で平和に治められてきた。
だが、100年後――ムーンブルク王国滅亡の報が、人々を恐怖に包む。
それは、まがまがしき神を呼び出して世界に破滅をもたらそうとする
邪教の大神官ハーゴンの軍勢のしわざだった。
悪しき陰謀を断つべく、勇者の血を引く3人の男女が、いま旅立つ。
Image may be NSFW. Clik here to view.プレイ雑感Image may be NSFW. Clik here to view.
「シリーズ最高難易度」とウワサ高い本作。リアルタイムではプレイして
いませんが、プレイしたとき自分は小学生でした。
たしかに難易度は鬼のようだった…。
キングコブラに苦しめられながらも最初の仲間を探して歩きまわったり、
やっとみつけたその仲間はすぐ死ぬわ非力だわでガッカリしたり、
二人目を仲間にするためにあんまりなヒントでラーの鏡を
延々と探しまわったり、船を入手して見知らぬ土地で
ものすごい強い魔物に瞬殺されたり…
鬼畜のごとき落とし穴トラップのロンダルキア洞窟を抜けても
ほこらにたどり着く前にブリザードにザラキされちゃったら、
それまでの苦労も水の泡になりかねないという…
そして、難易度云々以前にプレイヤーを悩ませたのは、やっぱり
「ふっかつのじゅもん」!!
「I」とは比べものにならない文字数をへろへろになりながら書きとめ、
それが間違ってたときの「じゅもんがちがいます」の無常感。
もうこの世の終わりくらいに思っちゃいますね・・・
でも、それだけに思い入れの強いタイトルでもあります。
音楽も「II」が一番好きかも知れない。
特にフィールドのBGMが仲間が3人揃った途端に変わるという演出が
素晴らしく、一気に世界が広がった感覚が音楽によってもたらされます。
ドラクエII フィールドBGM
Image may be NSFW. Clik here to view.システムについてImage may be NSFW. Clik here to view.
前作との最大の違いはなんといっても主人公が「3人パーティ」である
というところでしょう。
もちろん、敵も複数で出現し、主人公たちと入り乱れてのバトルと
なります。これによって戦闘の戦略性が一気に増し、
戦闘の面白さが格段に増しました。
また、フィールドマップが前作の6倍ということで、
海を船で移動するという、乗り物による冒険が可能となりました。
船を手に入れてからの世界の広がり方はすさまじく、
どこにでも行けそうな反面、どこに行ったらいいか迷うことも
しばしばでした。
Image may be NSFW. Clik here to view.物語についてImage may be NSFW. Clik here to view.
「I」と同じく、「勇者が魔王を倒す」という王道ド真ん中を踏襲してますが、
アレフガルドを創ったという精霊ルビスが登場するなど、例のロト伝説に
厚みが加えられています。すべては「III」のラストのために・・・
Image may be NSFW. Clik here to view.キャラについてImage may be NSFW. Clik here to view.
メインキャラとなる3人は、それぞれほとんどセリフがないのですが、
ステータス面などからおのずとキャラが定まってきます。
主人公であるローレシアの王子は呪文は一切使えない脳筋物理攻撃野郎で、
サマルトリアは回復にしろ攻撃にしろ体力にしろすべてが中途半端なお荷物くん。
加えて、妹や父親から聞くことのできる「ぼーっとしている」という人物評が
よりキャラを立たせています。
さらに、リメイク版で追加されたイベントでは、ハーゴンの呪いによって
一人だけ寝込んでしまうという始末。なんでこんなイベント追加されたん??
そんなダメ王子に比べてムーンブルクの王女はずいぶん頼りになります。
最初からベホイミが使えるし、すぐにバギも覚えるので攻撃・回復どっちも
イケます。キャラは王女だけあって清楚なイメージかな?
仲間になる直前まで犬にされていたことが印象的だったのか、王女のイラストを
検索すると、よく犬耳が付いてたりします。
Image may be NSFW. Clik here to view. ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
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Image may be NSFW. Clik here to view.〜STORY〜Image may be NSFW. Clik here to view.
それは、勇者ロトの伝説のはじまりとなる物語……。
昔々、邪悪な魔王バラモスが世界の支配に乗り出し、あまたの戦士
が魔王討伐を試みるも、志なかばにして散っていった。
その戦士のひとり、アリアハン国の勇者オルテガが消息を絶って
十数年後、16歳になったばかりのオルテガの子が、父の遺志を
継いでバラモスを討つべく旅に出る。
各地をめぐる長い冒険の果てに、若者が知る真の黒幕――
そして、地の果てに隠されたもうひとつの世界とは?
Image may be NSFW. Clik here to view.プレイ雑感Image may be NSFW. Clik here to view.
おそらく、今でもこのタイトルを「シリーズ最高傑作」に推す人は多いでしょう。
ルイーダの酒場でのパーティ編成により、自由なパーティ編成で冒険ができるシステム。
さらに魔王バラモスを倒したあとに登場する大魔王ゾーマを追って闇の世界へ突入すると
そこには「I」「II」でおなじみのアレフガルドの世界が広がる…
そう、この「III」は「I」「II」より過去の物語であり、
伝説の勇者ロトは自分のことだったのだと気付かされるストーリー。
戦闘、フィールド、ダンジョン、どれをとっても印象深い音楽。
どれをとっても完成度が高いです。
「ふっかつのじゅもん」から解放されたのも大きいかもしれません。
これでもうじゅもんの書きとりミスに悩まなくて良いようになりましたからね。
でも、今度は違う敵と戦わなければならないハメに・・・。そう。
デンデロデンデロデンデロデンデロ 「おきのどくですがぼうけんのしょ1はきえました」
イヤー!!
Image may be NSFW. Clik here to view.システムについてImage may be NSFW. Clik here to view.
前述の通り、ルイーダの酒場で好きな職業の仲間を登録し、
自由にパーティ編成ができるというのが大きな特徴となっています。
さらに、ストーリーが進むと登場するダーマの神殿で転職すれば、
いままで覚えた呪文を引き継いで、別の職業になることができる
ということで、呪文が使える武闘家や戦士をつくったりと、さらに
工夫の余地を広げることもできます。
転職システムは他のナンバリングタイトルでは「VI」「VII」「IX」「X」
にも登場する恒例のシステムにもなりました。
(転職システムの仕様は各タイトルで多少異なります)
Image may be NSFW. Clik here to view.物語についてImage may be NSFW. Clik here to view.
「I」「II」と同じく「勇者が魔王を倒す」という構造を踏襲しつつも、
物語のラストで自分が伝説の勇者ロトだということがわかるという
ストーリー展開が衝撃的でした。
ロトの武具も、自分が装備していた王者の剣と光の鎧と勇者の盾
だったとは…
まぁ、ロトの兜は一体なんなのかということはよく議論されますが、
細けぇことは(ry
「I」「II」「III」と三部作続いたロトの物語はこれにて完結となります。
「II」以降のロト世界がどうなるかは後のタイトルで思わぬ形で
明らかになりますが、それはまた別のお話。
次作「IV」からは「天空シリーズ」という新たなストーリー展開となり
ロトシリーズとの関連は完全に絶たれたかのようにみえましたが、
リメイク版「III」にて、天空城の元となったゼニス城の主・ゼニス王の
始祖らしき人物が登場しており、(↓画像参照) Image may be NSFW. Clik here to view.
まさかのロトシリーズと天空シリーズが関連し合っているという
可能性を提示したのでした。
Image may be NSFW. Clik here to view.キャラについてImage may be NSFW. Clik here to view.
パーティキャラには固有人名を持った人物はおらず、セリフもないため
各キャラがどのような性格であるかはプレイヤーの想像の域を出ませんが、
むしろそこが逆に各キャラに色んな脳内設定を付けられて
良かったかもしれません。同人的楽しみ!
せっかく主人公が男か女を選べるのに、グラフィック的に差がない
というのも、脳内補完に拍車をかけましたね。
後にシリーズが刊行される「ドラクエ4コマ劇場」が物凄く面白かった
のも、ゲーム中ではほとんどしゃべらないキャラたちが
縦横無尽に暴れまくるってギャップが良かったからかもしれません。
Image may be NSFW. Clik here to view. ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
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Image may be NSFW. Clik here to view.〜STORY〜Image may be NSFW. Clik here to view.
はるか昔、禁断の術「進化の秘法」を己の身にほどこし、この世ならざる
力を身につけた、地獄の帝王エスターク。
神に封じられたその恐るべき魔物が、いまよみがえろうとしていた。
帝王復活に備えて魔族は暗躍し、世界は破滅の色を帯びていく。
だが、希望の光は消えてはいなかった。
真面目な王宮戦士、おてんばな姫君と従者、世界一の武器屋を夢見る商人、
父の仇を捜す姉妹――7人の男女が、運命に導かれて集う。
世界を救う力を持つという、天空人の血を引く勇者のもとへ……。
Image may be NSFW. Clik here to view.プレイ雑感Image may be NSFW. Clik here to view.
天空シリーズ第一弾にして、ファミコンで発売されるドラクエの
最後のタイトルです。ここにきてついに自分がリアルタイムで
プレイしたドラクエの登場です。
第一章〜第五章と章立てで区切られた物語は、明らかに今までの
ドラクエとは毛色が違っていました。
加えて、章ごとに登場するキャラが異なり、最後の五章でようやく
冒頭で名前を付けた主人公が登場するという演出が胸熱で物語を
盛り上げてくれていたのですが、いかんせん五章にたどり着くまで
が長く、小学生にとっては非常に高難易度だったので、主人公が
出てくる前に何度もくじけそうになってしまいました。
Image may be NSFW. Clik here to view.システムについてImage may be NSFW. Clik here to view.
物語が一章〜五章まで分かれたオムニバス形式をとっているとはいえ、
戦闘などのシステムががらっと変わったわけではありません。
少なくとも、一章〜四章まではいつもの通りのプレイし慣れた
ドラクエです。・・・が、
プレイ感覚がガラッと変わるのは第五章に入ってから。
なんと、五章は戦闘でのコマンド入力ができるのは主人公だけ。
他のキャラたちはAIが戦闘での行動を決めるのです。
プレイヤーとして出来るのは「ガンガンいこうぜ」「じゅもんをつかうな」といった
作戦変更のみ。あとは仲間が自分で判断して効果的な行動をするわけです。
まぁ、仲間の内には困ったやつも結構いて、
初見の敵にとりあえずザキが効くかどうかを何回かためすクリフトとか、
「III」の遊び人かってくらい戦闘中に奇妙な行動をとるトルネコとか、
呪文使うキャラ全般そうですが、MP配分を深く考えずに呪文を使う
のもプレイヤーにとっての頭痛のタネでした・・・。
特にクリフトのザキ・ザラキ厨っぷりはいまだにネタにされてるくらい
インパクトがあったわけですが、これはFC版「IV」のAIの仕様が
戦いながら敵の耐性を学習していくというものであり、
初見の敵にはどの呪文が効くかわからないので、とりあえず
ザキ・ザラキを試してしまう(ボスにも)というクリフトの
一見異常な行動が目立ってしまったことになります。
ここでの反省を生かしたのか、「V」以降からはAIの仕様が変わり、
最初から敵の耐性をぜんぶ把握しているようになりました。
Image may be NSFW. Clik here to view.物語についてImage may be NSFW. Clik here to view.
いままでの「勇者が魔王を倒す」というシンプルな物語構造から打って変わって
本作では章立てオムニバス形式の物語ということで、随分と変わった構造と
なっています。
ラスボスの存在も最初から明らかにはなっておらず、各章を進めるうえで
徐々に「デスピサロ」や「エスターク」という魔王の存在が明らかになっていきます。
また、今回は魔王側にもドラマがあり、ピサロの恋人のエルフ・ロザリーが
人間たちに殺されるエピソードによってピサロが復讐と狂気に走る様子が
描かれます。
主人公も主人公で、第五章の冒頭、ピサロたちの襲撃によって村が襲われ、
幼なじみの女の子・シンシアが主人公の身代わりとなって殺される
エピソードがあり、「IV」の物語は全体的に暗く重い空気が漂っています。
Image may be NSFW. Clik here to view.キャラについてImage may be NSFW. Clik here to view.
個性的なキャラが多く登場した本作ですが、各キャラにそれほど
セリフが用意されていたわけではありません。
キャラがしゃべるのは各章で一場面二場面程度、五章で勇者の
仲間になるときくらいなものです。
にもかかわらず、「IV」のキャラというとすぐに見た目と性格が
イメージできる人が多いです。
これは、当時刊行されはじめた「ドラクエ4コマ劇場」の力が
非常に大きく、この4コマ漫画で描かれたキャラの性格や
しゃべり方やネタなどが、そのまま各キャラに定着していきました。
Image may be NSFW. Clik here to view. ドラゴンクエストV 天空の花嫁
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Image may be NSFW. Clik here to view.〜STORY〜Image may be NSFW. Clik here to view.
天空の勇者と導かれし者たちが帝王を封じてから数百年。
空に浮かぶ城はいつしか天の高みから姿を消し、人間界では
人々を幸せの国に誘うという怪しい「光の教団」が力を増しつつあった。
そんななか、屈強な戦士である男性と、神に選ばれし種族の
女性とのあいだに、ひとりの男児が誕生する。
家族との別れ、伴侶との出会い、そして明かされる己の素性――。
さまざまな経験を経て彼は成長し、強き心は父から子へ、
またつぎの世代へと受け継がれていく。
Image may be NSFW. Clik here to view.プレイ雑感Image may be NSFW. Clik here to view.
ハードをスーパーファミコンへと移した天空シリーズ第二弾のドラクエです。
ゲーム中盤、プレイヤーを悩ませる「結婚イベント」が話題となりました。
Image may be NSFW. Clik here to view.システムについてImage may be NSFW. Clik here to view.
上記の結婚イベントもそうですが、「V」にはさらに特徴的な
システムがあります。
それは、モンスターを仲間にできるシステムです。
ゲーム中盤になると、倒した敵がまれに仲間になることがあります。
これがなかなかに面白いシステムで、歴代ドラクエで
かつて苦しめられたあのモンスターや、あんなモンスターまで
仲間にできて、自分の手で成長させられる。
この快感は多くのプレイヤーに感動を与えたようで、のちに
「ドラクエモンスターズ」シリーズを誕生させるきっかけにも
なりました。
Image may be NSFW. Clik here to view. ドラゴンクエストVI 幻の大地
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Image may be NSFW. Clik here to view.〜STORY〜Image may be NSFW. Clik here to view.
竜神住まう天空城が大空に現れるよりも昔のこと――。
魔王ムドーの脅威が忍び寄る世界にて、17歳になるひとりの少年が
片田舎の村ライフコッドで暮らしていた。
ある日、村の外に出かけた少年は、自分の姿がまわりからは見えない
不思議な世界に迷いこむ。
そこは、古い言い伝えで"幻の大地"とされている場所だった。
もといた世界と"幻の大地"を行き来するうちに、少年はふたつの
世界の驚くべき関係と、見失っていた己の正体を知る。
Image may be NSFW. Clik here to view.プレイ雑感Image may be NSFW. Clik here to view.
天空シリーズ第三弾にして、ロトシリーズと同じように
他の二作品よりも過去の物語となります。
「上の世界」と「下の世界」の2つのマップを行き来しながら
ストーリーを進めるというプレイスタイルが最大の特徴です。
「V」がドラクエにしては珍しい、物語に沿った一本道の冒険
だったのに対して、「VI」は自由度がものすごく高いです。
次にどこへ行ったらいいか?という目的地の指示はほとんどなく、
上の世界や下の世界で行ける場所を自分で探し出して進んでいく
しかありません。
といっても、ロマサガのようなフリーシナリオというわけではなく、
現状の自分たちの手持ちの乗り物やアイテムで行ける場所が
限られており、必然的に物語を進めるルートはほぼ決まってきます。
あくまでも、そのルートをプレイヤーの力で「発見」すること
に楽しみを見出せるようなつくりがなされているのです。
2つの広大なマップ(+海底マップ)、明確な目的地の指示がない、
ということで、非常に冒険に行き詰まりやすいというのも
本作の特徴となっています。
Image may be NSFW. Clik here to view.システムについてImage may be NSFW. Clik here to view.
「III」で好評を博した「職業・転職システム」が復活していますが、
システムの仕様としてはほぼ別物です。
「VI」のシステムでは、転職してもレベル1からやり直しではありません。
(装備できるものやキャラグラフィックも変わりません)
転職をしたキャラは、ベースとなるパラメータから職業固有の補正がかかり、
パラメータが変化します。
Image may be NSFW. Clik here to view.物語についてImage may be NSFW. Clik here to view.
物語冒頭でいきなり魔王ムドーとの決戦から始まるという超展開に
ぎょっとしますが、夢オチ的なサムシングで、かわいい妹に起こされる
ことになります。
片田舎のライフコッドの村から物語は始まり、大地に空いた大穴から
「幻の大地」と呼ばれる下の世界へ辿り着いた主人公は、
上の世界と下の世界を交互に冒険するうちに、「幻の大地」が
人々の見ている夢の世界だということに気がつきます。
さらに驚くべきことに、主人公の冒険が始まった上の世界=夢の世界、
下の世界=現実世界ということが判明します。
これは一体どういうことなのか・・・?
Image may be NSFW. Clik here to view. ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
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Image may be NSFW. Clik here to view.〜STORY〜Image may be NSFW. Clik here to view.
広大な海にたったひとつ浮かぶ平和な楽園―エスタード島。
そこには"禁断の地"と呼ばれる、謎めいた古い遺跡があった。
ある日、その遺跡を好奇心から探索していた3人の少年少女は
発見した不思議な石版の力で、見知らぬ場所へ飛ばされてしまう。
石版は、かつてエスタード島とともに世界を構成し、悪しき力に
よって封印されてしまった土地の記憶を宿すものだった。
石版が示す土地を旅するなか、この世界の本当の姿を知った
少年たちは、すべての元凶である魔王の正体に迫っていく。
Image may be NSFW. Clik here to view.プレイ雑感Image may be NSFW. Clik here to view.
ハードをプレイステーションへ移し、物語のボリュームや
やりこみ要素が満載されたやりごたえのある一本・・・
なのですが、おそらくこのタイトル、ドラクエ史上もっとも
賛否両論なタイトルかと思われます。
よく指摘されるのが、ふしぎな石版を集めて世界をつくっていく
という本作最大の特徴となるシステムについてです。
冒険を進める途中でちらほら手に入る石版のかけらを
パズルのように組みあわせ、完成させることでマップが
実体化し、世界地図に大陸や島がどんどん増えていくという
一聴すると胸躍るようなワクワク感あふれるシステムですが、
実はその石版をあつめるのが結構大変という・・・。
というのもこの石版、物語を進めていれば必ず手に入るような類のもの
ではなく、町のなんでもないツボやダンジョンの宝箱に入っている
という非常に雑な方法で手に入れるものなのです。
当然、一個二個取り漏らすプレイヤーが続出し、しかもどこで取り逃したのか
わかりづらく、モチベーションをへし折られて脱落するプレイヤーも
多かったと思います。
町のツボやタンスや宝箱をあさるのはドラクエ特有の楽しみではありますが、
いままでのドラクエではプレイヤーの自由な楽しみでした。
それが、本作ではストーリー上それを強要しているわけで、
こういうところはちょっと不親切だったように思います。
Image may be NSFW. Clik here to view.システムについてImage may be NSFW. Clik here to view.
上で触れた石版を集めてマップをつくっていくシステムが
本作の最大の特徴ではありますが、まぁそれはどちらかというと
物語に関係する要素なので、ここでは純粋にゲームシステムに
ついて語ろうと思います。
本作では、のちのいくつものリメイク作品に影響を与えた
非常に面白いシステムが初めて登場しました。
それは、「仲間との会話」システムです。
フィールドや町などで、前に誰もいない状態で「はなす」を
選ぶと仲間たちの話が聞けるという非常に地味なシステムですが、
これは基本的に受け身一辺倒なドラクエのストーリーに
新しい風を吹き込んだ画期的なシステムでした。
Image may be NSFW. Clik here to view.物語についてImage may be NSFW. Clik here to view.
世界にただひとつ存在する平和な島・グランエスタード島から
物語は始まります。
ある日、漁師の息子の主人公とグランエスタード王子のキーファ、
2人に強引についてきた網元の娘マリベルは島に存在する謎の遺跡にて
石版のかけらがはめこまれた台座を発見します。
3人は町で入手した新たな石版のかけらを台座へはめこみ、一枚の
石版を完成させることに成功しました。
その瞬間、台座は光を放ち、3人はどこかの島へと飛ばされたのでした。
飛ばされた先の島での悲しい出来ごとを経て、ふたたびグランエスタード
へと戻ってきた3人は、驚くべきことに世界でたったひとつの島だった
はずのグランエスタード島の北に、あらたな島が出現していることを
発見するのでした。
新たに出現した島は、まさに3人が飛ばされていた島と同じ場所でした。
しかし、3人が体験した悲しい出来ごとは遥か昔のこととして
記録が残っていました。
あの台座の石版を完成させたとき、3人は過去へ飛ばされていたのでした…。
Image may be NSFW. Clik here to view.キャラについてImage may be NSFW. Clik here to view.
本作でもっとも語り甲斐のあるキャラはやっぱり「キーファ」
じゃないでしょうか。
主人公の親友にしてグランエスタード王国の王子ですが、
ぜんぜん王子っぽくなく、好奇心旺盛で心躍る冒険を求める
自由人です。
本作の物語は彼の好奇心がきっかけで始まります。
序盤の物語をみているとさながらもう一人の主人公のようでも
あり、パーティ内で非常に頼りになる彼をどう育てるか
プレイヤーをwktkさせたことと思います。
Image may be NSFW. Clik here to view. ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
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Image may be NSFW. Clik here to view.〜STORY〜Image may be NSFW. Clik here to view.
かつて暗黒神がこの世を恐怖で包まんとしたとき、
7人の賢者が神鳥の力を借りて、ひと振りの杖に暗黒神を封じた。
それから長い年月を経たある日、災いはふたたび起こる。
杖を守ってきた由緒正しき国トロデーンに、悪しき道化師
ドルマゲスが呪いをかけ、王と姫君を人ならざる姿へ変えて
しまったのだ。
ただひとり呪いをまぬがれた兵士の青年は、王や仲間とともに
ドルマゲスを追って旅をはじめる。
それが暗黒神と七賢者をめぐる冒険の幕開けになるとは知らずに・・・。
Image may be NSFW. Clik here to view.プレイ雑感Image may be NSFW. Clik here to view.
ハードをプレイステーション2へと移した初のフル3Dグラフィック
によるドラクエです。
当時(2004年)のフル3DのRPGは、キャラの頭身が上がるにつれ
フィールドマップをどう表現するかで苦労していた印象を受けます。
だいたい大別すると、通常マップでは頭身高く表現されていても、
フィールドにでるとちょっと頭身を下げて表現するタイプと、
フィールドの概念を一切排して通常マップの連続だけで
表現するタイプのRPGが主流だった記憶があります。
そんな中、このドラクエVIIIのガチな3D世界の表現は
ひときわ目を引きました。
主人公たちと同じ目線で広大な世界がプレイヤーの眼前に
広がり、しかもそれがどこまでも続いているという
圧倒的存在感を持つフィールドマップや町、ダンジョンに
多くのドラクエプレイヤーは感動を覚えたことと思います。
堀井雄二氏も、「VIII」のプロトタイプを見たときに
「VIII」はこれでイケると確信したようで、
ストーリー自体は複雑にせずに、フル3Dのドラクエ世界を
じっくり楽しめるようなゲームメイクを行ったようです。
サブタイトルに「空と海と大地と」とかわざわざ付いてるのも
空と海と大地が眼前に広がる広大な世界を一番の売りにしてる
からでしょう。
Image may be NSFW. Clik here to view.システムについてImage may be NSFW. Clik here to view.
「VIII」はグラフィックの変化が最も顕著に目を引くタイトルですが、
ゲームシステムとしてもドラクエとして新しい要素がいくつも
採用されたタイトルでした。
中でも「錬金」のシステムはドラクエに新たな楽しみを
提示した良システムです。
馬車に常備されている「錬金釜」に素材となる2〜3個の
アイテムを投入し、新しい別のアイテムを作り出せるという
システムで、まぁRPGとしてはよくある合成の要素をドラクエでも
取り入れてみましたという印象ですが、これがなかなかどうして
面白く、素材集めはもちろん、錬金のレシピも世界各地の
本棚等から入手できるのでレシピ目当てに町を探索する
楽しみもできました。
Image may be NSFW. Clik here to view.物語についてImage may be NSFW. Clik here to view.
物語はこれまでのシリーズと比べると極めてシンプルで、
トロデーン国に呪いをかけた道化師・ドルマゲスを追うという
のが大筋となります。
その過程で訪れた町や城などでの単発イベントをこなしていくわけですが
その単発イベントもあまり凝ったシナリオにはなってはいません。
冒頭で述べた通り、堀井雄二氏は本タイトルのストーリーは極力シンプル
にして、フル3Dの世界観を十分に楽しめるようにゲームを
つくったようです。
Image may be NSFW. Clik here to view.キャラについてImage may be NSFW. Clik here to view.
本作は馬車が登場していますが、戦闘に参加するキャラは全4人と少ないです。
パーティ構成はドラクエでは王道の、
勇者タイプ+戦士タイプ+魔法使いタイプ+僧侶タイプ
のシンプルな4人構成。一応、以下に簡単な解説を付けてみます。
Image may be NSFW. Clik here to view. ドラゴンクエストIX 星空の守り人
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Image may be NSFW. Clik here to view.〜STORY〜Image may be NSFW. Clik here to view.
星々きらめく空の高みから人間を見守りつづけてきた存在―天使。
彼らは、人々の感謝の思いから生まれる「星のオーラ」を世界樹に
捧げながら、「天の箱舟」で神の国へ運ばれる時を待っていた。
だが、驚くべき事件が起きて、世界樹に実った「女神の果実」が
人間界の各地に散ってしまう。
「女神の果実を集め、人間と世界を救ってください」
―不思議なお告げを聞いたひとりの新米守護天使は、果実を探す
道中で、神と天使、そして人間にまつわる禁断の過去に触れていく。
Image may be NSFW. Clik here to view.プレイ雑感Image may be NSFW. Clik here to view.
ハードをニンテンドーDSに移した、携帯機初のナンバリングタイトル
となります。発売前はそのことで反発もあったようですが、
実際に発売されてみると、あっさりと歴代ドラクエ最高出荷記録を
塗り替えてしまうほどの人気を博しました。
ニンテンドーDSの強みをほぼ生かしきったと言っても良いドラクエで、
特にすれちがい通信を利用した「宝の地図」の交換はなかなか
熱かったです。
世界のどこかに隠された宝の洞窟を「宝の地図」によって
探し出し、そのランダム生成ダンジョンをクリアすることで
新たな宝の地図が手に入り、次の宝の洞窟を攻略する・・・
というエンドレスに楽しめる要素でしたが、すれ違い通信によって
他のプレイヤーが発見した宝の地図が手に入るので
自力でちまちま発見しているよりはより効率の良い地図が手に入ります。
当時すれ違い通信で交換が行われた地図のなかでも
ほとんど伝説的に有名となったのが通称「まさゆきの地図」と
呼ばれるもので、この地図の宝の洞窟にはなんと
メタルキングしかでてこないフロアがあるという
夢のような宝の地図です。
偶然にもこの地図を発見した「まさゆき」というプレイヤーが
秋葉原周辺でこの地図を配り歩いたのに始まり、またたくまに
ほぼ日本中のプレイヤーに行きわたったことからこのすさまじさが
わかると思います。当然、私も持ってますまさゆきの地図。
他にも、レア宝箱が大量に出現する「川崎ロッカーの地図」と呼ばれる
地図もあり、多くのプレイヤーが本編そっちのけで宝の地図攻略を
楽しんだことと思います。(本編?そんなのあったっけ?)
Image may be NSFW. Clik here to view.システムについてImage may be NSFW. Clik here to view.
特筆すべきは前述の「宝の地図」ですが、その宝の地図の洞窟を
攻略するプレイヤーのモチベーションを強力に支えたのが、
「キャラクターメイキング」と「錬金」のシステムでしょう。
本タイトルの操作キャラは、主人公を含めてすべて名前、性別、容姿を
プレイヤーが完全に自由に決められます。
言ってみれば「III」のシステムに近いわけですが、「容姿」までメイキング
できる点はかなり大きいです。
加えて、今回は装備品が見た目に反映されることもあり、
プレイヤーの数だけパーティキャラがいるといっても過言ではありません。
当時のプレイデータを読み込んでみると、こんな感じのパーティでした↓ Image may be NSFW. Clik here to view. Image may be NSFW. Clik here to view. Image may be NSFW. Clik here to view. Image may be NSFW. Clik here to view.
Image may be NSFW. Clik here to view.物語についてImage may be NSFW. Clik here to view.
主人公は「天使」と呼ばれる種族でしたが、ある日天使界で大事件が起こり、
世界樹に実っていた「女神の果実」が地上に四散してしまいます。
この果実を回収することが、物語のメインとなります。
果実は口にした者の願いを叶える力を持っており、この果実をめぐって
世界各地でさまざまな事件と対峙・解決して、果実を回収することになります。
やがて、果実を回収するうちに300年前に起きた
「エルギオス」という天使とガナン帝国の確執にたどり着きますが・・・
Image may be NSFW. Clik here to view.キャラについてImage may be NSFW. Clik here to view.
パーティキャラが自由自在にメイキングできる本タイトルにおいて、
一番に語るべきキャラといえば・・・
やっぱりギャル妖精の「サンディ」でしょう。
妖精・サンディは主人公のパートナーとなりますが、
その見た目も言動も完全な「ギャル」という・・・
本タイトルでは、主人公や仲間が完全にしゃべらないため、
イベントにおけるリアクション担当はこのサンディちゃんになります。
また、戦歴画面の管理も彼女の担当で、イベント画面からステータス画面
にいたるまで、とことん付き合わないといけないキャラとなります。
これがギャルに嫌悪感を抱くような人には結構苦痛なのではないかと…。
慣れると可愛いんですケドね。