御無沙汰してます。
すっかり更新が止まってしまった本サイトですが、
細かい時間を突いてちょいちょい記事をアップして
いこうと思います。
2014年も週刊少年ジャンプの記録を付けようと思います。
[過去のまとめ記事↓]
週刊少年ジャンプ一年間の歩み[2012年]
週刊少年ジャンプ一年間の歩み[2013年]
週刊少年ジャンプの、作品内外で起きたさまざまな印象的出来事、
連載が始まった作品、終わった作品などを月単位で
列挙して簡単な感想を添えて記録に代える記事です。
2014年は少年ジャンプにとってどんな年だったでしょうか。
以下に見ていこうと思います↓
1月
~主な出来事~
【ニセコイ】
アニメ放映直前で一挙2話掲載の号あり。
一本目はなんとオールカラーで温泉回
【トリコ】
人間界編完結。
美食會に連れ去られた小松を助けに!というヒキで
人間界編を終える。
しばしお休みで新章スタートは2月から。
【ワンピース】
昨年、ルフィが泣くほどの人物登場!?というヒキを
展開するも、その人物が誰なのかが一向に明らかにならない。
(熱心な読者にはバレバレだが・・・)
【こち亀】
艦これを題材にした回あり。
【べるぜバブ】
掲載が巻末になり、終末ムードが漂う。
【読み切り】
過去、惜しくも打ち切りを食らった作家
『パッキー』のレツ先生、『恋するエジソン』の渡邉先生
『恋染紅葉』のミウラ先生の読み切りあり。
また、後に連載化される『E-ROBOT』の読み切りも掲載される。
【その他】
・葦原先生事故による負傷でワールドトリガー1週分休載
~感想~
ワンピースのヒキに対するフェイント的な話の展開が
印象的な2014年の幕開けでした。
また、べるぜバブの終末の予感を余所に、
最終章をもう2年近く続けているブリーチが
相変わらず「最終章大熱戦センターカラー!」とかやってるのは
ちょっと滑稽な感じがしました。
2月
~主な出来事~
【トリコ】
新章グルメ界編スタート。(本編2年の時間経過)
開幕、普通に小松がトリコと一緒に行動しており、
まさかの小松を助け出す過程を完全カットするという
大胆な演出がみられた。
【食戟のソーマ】
人気投票の結果開票。
総投票数8225票と少なめ。(1位は主人公・創真で956票)
他作品も含めてこれら人気投票の分析は後ほど行います。
【暗殺教室】
主要生徒として登場回数は多かったものの、
ほぼ話の中心となることはなかった茅野主演のエピソードが
ようやく登場する。巨大プリンを作る話。
【ニセコイ】
人気投票の結果開票。
こちらはソーマとは打って変わって高投票率。
後ほど分析します。
[完]【恋のキューピッド焼け野原塵】
魔界の王が主人公の少年の恋の手助けをするという
面白い設定のラブコメマンガでしたが、
力及ばず打ち切り終了となりました。
少し絵が粗めで、そこを敬遠されたのかもしれませんが
設定の面白さや、キャラのしゃべりの巧みさで
読ませてくれる良作だと思いました。
[完]【HACHI-東京23宮-】
上記の焼け野原塵と同じ号でのダブル打ち切りとなりました。
珍しいパターン。
半神たちに乗っ取られた東京を舞台に繰り広げられる
怪物バトル・・・が売りだと思いますが、
いまいちぱっとしなかったと思います。
[完]【べるぜバブ】
連載5年の長期連載作品でしたが、この度完結となりました。
最終回はセンターカラー。
どたばたコメディ、学園モノ、バトル、ファンタジー、
ヤンキー、育児、ラブコメとありとあらゆる要素の詰まった
一言では言い表しにくいバラエティに富んだ作品でした。
2011年-2012年までTVアニメ化もされています。
最終話は学園モノの鉄板、卒業式のエピソードで締めています。
[新]【イリーガル・レア】椎橋寛
『ぬらりひょんの孫』の椎橋先生の新連載。
モンスターハンターから狩られる立場の希少種。
その希少種達が自らを守るため、希少種犯罪対策課を
設立する。
昨年の読み切り『DARKPAWN』のキャラも登場する。
[新]【i-ショウジョ】高山としのり
最強ジャンプ出身の高山先生の新連載。
魔法のアプリをめぐる少年少女のドタバタを描く
ちょいエロラブコメ。
ジャンプでは珍しい(アウターゾーン以来?)
オムニバス形式のエピソードが特徴的。
[新]【ステルス交境曲】
(作画)天野洋一 × (原作)成田良悟
『デュラララ!』作者の成田先生が原作の新連載。
あらゆる種族が集まる街「神保町」を舞台に、
自分への攻撃を倍返しするという装置を背負った
少年・ジグを主人公に物語が展開する。
[新]【TOKYO WONDER BOYS】
(作画)伊達恒大 × (原作)下山健人
アニメ銀魂の脚本家も務めたことのある下山先生が
原作の新連載。
瀕死のサッカーチームが巻き起こす奇跡の
大逆転ストーリー。
ほんとは3月に入ってからの新連載でしたが
便宜上ここで紹介します。
【その他】
・11号にて、「ニセコイヒロインバレンタインポスター」の付録あり。
表面はニセコイヒロインたち(千棘、小野寺姉妹、鶫、マリー、るりちゃん)
がチョコを差し出しているイラストで、
裏面はジャンプが誇る残念男子たちがチョコをもらうべく手を差し出しているイラスト。
残念男子のメンツは以下
・古市、磯辺、殺せんせー、燃堂、新八、田中センパイ
~感想~
特筆は長期連載作品であるべるぜバブの終了でしょう。
一昨年、昨年からジャンプのフレッシュ化が進んでいますが
ここでさらにフレッシュ化が加速したことになります。
作品改編期ということで、新連載作品も4作品投下されました。
4作品の中でも、ライトノベル作家が原作者である
『ステルス交境曲』は目立っていました。
ポストめだかボックス?
3月
~主な出来事~
【トリコ】
トリコのフルコースメニューの「ドリンク」が
「ビリオンバードの卵」に決定する。
トリコのフルコースメニューの決定はセンチュリースープ以来。
【ワールドトリガー】
連載一周年突破で表紙・巻頭カラーあり。
キャラ人気投票を募集。
【磯辺磯兵衛】
ぬいぐるみ発売記念センターカラーあり。
初の長編である高尾山地獄修行編が開幕する。
【黒子のバスケ】
キャラ人気投票の結果発表あり。
詳細は後ほど。
【ソウルキャッチャーズ】
新章突入。
神峰と同じく人の心を視ることのできる力をもつ
黒条が登場。
【斉木楠男】
斉木のツンデレ祖父登場。
[完]【アイアンナイト】
ゴブリン化した人間による荒廃した
世界を舞台にしたダークヒーローもの。
ジャンプっぽくないハードな展開も目立っていたが、
あえなくの打ち切り終了となってしまった。
【読み切り】
スケットダンスの篠原先生の読み切り
『永久不滅デビルポイント』が掲載。
【その他】
・しまぶー体調不良でトリコ1週分休載
~感想~
キャラ集合系の表紙が目立った月でした。
PS3/PSVITAソフト『Jスターズビクトリーバーサス』の
(ジャンプキャラによる格ゲー)
発売に併せて、現連載陣での出場メンバーによる
集合表紙があり、
さらにはジャンプ連載の作品群を
「現実系」と「ファンタジー系」に分け、
それぞれの分類で集合表紙を展開するという
面白い試みもありました。
分類は以下の通り。納得できます??
(現実系)
ハイキュー!
ニセコイ
こち亀
暗殺教室
黒子のバスケ
斉木楠男
ソウルキャッチャーズ
i-ショウジョ
TOKYO WONDER BOYS
(ファンタジー系)
ナルト
ワンピース
トリコ
ブリーチ
銀魂
ワールドトリガー
磯辺磯兵衛
イリーガルレア
ステルス交境曲
4月
~主な出来事~
【ワンピース】
昨年のヒキの人物の正体がようやく判明。
なんと死んだと思われていたルフィの義兄「サボ」が
革命軍参謀総長として登場する!
【暗殺教室】
堀部イトナがE組に加入する。
【銀魂】
人気投票結果発表あり。
人気投票は銀さんを除いたキャラで行い、
1位になったキャラが銀さんと一緒にジャンプ表紙を
飾るという珍しいパターンでの人気投票だった。
やはり詳細は後ほど。
本編では、真撰組隊士・斉藤終が登場する。
【ニセコイ】
ここにきて新たな鍵持ちヒロインが登場。
楽が幼い頃、羽姉(ゆいねえ)と慕った
中華マフィアのボスが楽たちの担任として赴任!
【読み切り】
リボーンの天野先生の『眠寝太郎現る!!』と、
マジコの岩本先生の『黒き妖のゴゴゴ』が掲載。
また、まるで少年チャンピオンに載りそうなジャンプ
っぽくない尖った格闘技漫画『あばれ猿』が掲載。
「オールギャグカーニバル」と銘打って
以下のメンバーによるギャグ読み切りが一挙掲載された。
・大石浩二
・うすた京介
・ますだこうすけ
・地獄のミサワ
このうち、うすた京介の描いた『くまモンじゃないやつ物語』は
熊本のご当地ゆるキャラ・くまモンを面白おかしくイジった内容であり、
これを読んだ本物のくまモンが現実に集英社に直接乗り込んできて
抗議を行う、という寸劇が作品外で展開された。
また、「オールスターコラボマンガ」という
連載陣の先生方がそれぞれ選んだ他の作品世界に
自分のキャラを投入するという変わった企画が実施された。
どの作品がどの作品を選んだかは以下。
こち亀→磯辺
暗殺→ワートリ
ワンピ→ナルト
ソーマ→黒子
ナルト→黒子
ワートリ→斉木
ブリーチ→暗殺
ソルキャ→黒子
銀魂→ワンピ
イリーガル→ブリーチ
トリコ→磯辺
i-ショ→ニセコイ
ニセコイ→銀魂
ステルス→ソルキャ
ハイキュー→ナルト
東京湾→斉木
斉木→ソーマ
磯辺→こち亀
~感想~
昨年もそうでしたが、4月には変わった企画が行われる
伝統なのかもしれません。
コラボマンガはその特性上、単行本に収録されにくいので
こういった企画は切り抜きで保存しておくと
のちのち貴重な資料になりそうです。
5月
~主な出来事~
【黒子のバスケ】
ついに赤司がゾーン突入。
【ソウルキャッチャーズ】
連載1周年でセンターカラー。
作中で「作者と担当以外誰も続くと思っていなかった
吹奏楽マンガが1年続くことがスゴくないですか」
というセリフがあり、苦労が垣間見える。
キャラ人気投票募集開始。
【ハイキュー!】
連載2周年で巻頭カラー。
宮城県代表決定戦、条禅寺VS烏野戦始まる。
第二回キャラ人気投票募集開始。
【食戟のソーマ】
田所ちゃんVS黒木場のラーメン対決で
ジョジョネタあり。
[完]【TOKYO WONDER BOYS】
異例の早さでの打ち切りとなった。
明らかに6月開催のサッカーW杯を見越しての
連載だったが、まさかのW杯開幕前での終了となった。
目新しい、面白い要素がほとんどなく、
ジャンプでサッカーマンガは成功しにくい
イメージをますます決定付けた問題作。
[新]【火ノ丸相撲】 川田
昨年8月に読み切りが掲載された作品の連載化。
ジャンプで珍しい相撲マンガ。
身体の小さな主人公・潮火ノ丸が巨漢相手に
横綱相撲で立ち向かう爽快な内容が評価されたか、
連載後すぐに人気を博すこととなる。
【読み切り】
『クロガネ』の池沢春人先生の『カミドリ』掲載。
のちに連載化する後藤秀平先生の『ハイファイクラスタ』掲載。
【その他】
・『バクマン』実写映画化の情報掲載
・この頃、『ニセコイ』のアニメ終了
・どういうことかはよくわからないが、
巻末コメントでワンピの尾田先生と、
磯辺の仲間りょう先生が以下のようなやりとりを
繰り広げた。
尾田「仲間りょうのせいで侍のセリフにうっかり候ってつけそうになる。
仲間りょう・・・」
仲間「尾田栄一郎・・・」
仲間りょう先生の『磯辺磯兵衛物語』はもともと
『ワンピース』の代原で成り上がった作品であり、
そのへんの絡みでなんらかの交流があったのかもしれません(適当)
~感想~
ジャンプ打ち切りマンガ愛好家にとってひそかに注目される
いわゆる「10週打ち切りマンガ」が久々に誕生しました。
『TOKYO WONDER BOYS』…。
ジャンプでヒットしたサッカーマンガとしては
『キャプテン翼』が超有名ですが、逆に言えば
それしかジャンプで成功したサッカーマンガはないと
言っていいかもしれません。
一応、『ホイッスル!』がアニメ化まで漕ぎ着けた
ジャンプサッカーマンガでしたが、アニメ放映中に
打ち切り終了を迎えているため、ヒット作とは言いづらい
ものがあります。
そんな東京湾とは裏腹に、読み切りで好評だった
『火ノ丸相撲』が新連載として現れました。
ジャンプでは珍しい相撲マンガとして降臨し、
すぐに人気を確立することになります。
6月
~主な出来事~
【ハンター×ハンター】
2年以上の沈黙を破り、ついに連載再開。
前回の壮大なヒキからの再開となる。
本編にてクラピカが十数年ぶりにセリフ入り登場。
(過去編の読み切り除く)
【トリコ】
連載6周年で表紙・巻頭カラー。
グルメ界を冒険する四天王は妖食界へと入る。
【ワールドトリガー】
アニメ化決定の情報が公開され、表紙・巻頭カラー。
人気投票の結果発表あり。詳細は後ほど。
【斉木楠男】
連載2周年で表紙・巻頭カラー。
「キミの好きな回投票」という少し変わった
人気投票の募集を開始。
本編では、斉木の兄・空助が登場する。
【暗殺教室】
アニメ化・実写映画化決定の情報が公開され、表紙・巻頭カラー。
キャラ人気投票の募集が始まる。
【黒子のバスケ】
真の赤司が覚醒し、洛山のメンバー全員がゾーンに突入するという
驚きの演出がなされる。
【読み切り】
のちに連載化される岩代俊明先生の『式神トワイライトデイズ』掲載。
のちに連載化される古屋樹先生の『卓上のアゲハ』掲載。
ヤングジャンプから『東京喰種』が出張掲載。
サッカー日本代表岡崎慎司選手のノンフィクションマンガ
『岡崎慎司ヒストリー 一生ダイビングヘッド!』掲載。
作画担当は過去にジャンプでサッカーマンガを連載していた村瀬克俊先生。
【その他】
・尾田先生扁桃腺切除手術のため、ワンピース2週分休載。
・葦原先生急病のためワールドトリガー1週分休載。
~感想~
やはり一番のトピックスは『ハンター×ハンター』の連載再開です。
前回の掲載から実に2年3か月ぶりの連載再開でした。
たしか、休載直前の雑誌巻末コメントで「ヒキがヒキだけになるべく早く戻ってきます」
というようなことを言っていた気がしますが・・・。
ともあれ、連載再開です。(8月から再び休載しますが)
新章・暗黒大陸編は、ゴン・キルアがほとんど登場しない物語展開となりました。
物語の構成としては、
レオリオ・クラピカが十二支んに加入し、
ハンター協会として暗黒大陸への渡航を目指す、
ジン=フリークスがカキン帝国の暗黒大陸探検チームに加入し、
パリストンをけん制しながら暗黒大陸への渡航を目指す、
カキン帝国の王子たちが次期国王の座を争いながら暗黒大陸への渡航を目指す、
という3本ほどのストーリーラインを並行で走らせるような
構成を取っており、やや難解な展開が目立ちました。
以上、2014年の1~6月までのまとめです。
ひとまずここまで。
7~12月まではまとめ完了次第アップします。
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すっかり更新が止まってしまった本サイトですが、
細かい時間を突いてちょいちょい記事をアップして
いこうと思います。
2014年も週刊少年ジャンプの記録を付けようと思います。
[過去のまとめ記事↓]
週刊少年ジャンプ一年間の歩み[2012年]
週刊少年ジャンプ一年間の歩み[2013年]
週刊少年ジャンプの、作品内外で起きたさまざまな印象的出来事、
連載が始まった作品、終わった作品などを月単位で
列挙して簡単な感想を添えて記録に代える記事です。
2014年は少年ジャンプにとってどんな年だったでしょうか。
以下に見ていこうと思います↓
1月
~主な出来事~
【ニセコイ】
アニメ放映直前で一挙2話掲載の号あり。
一本目はなんとオールカラーで温泉回
【トリコ】
人間界編完結。
美食會に連れ去られた小松を助けに!というヒキで
人間界編を終える。
しばしお休みで新章スタートは2月から。
【ワンピース】
昨年、ルフィが泣くほどの人物登場!?というヒキを
展開するも、その人物が誰なのかが一向に明らかにならない。
(熱心な読者にはバレバレだが・・・)
【こち亀】
艦これを題材にした回あり。
【べるぜバブ】
掲載が巻末になり、終末ムードが漂う。
【読み切り】
過去、惜しくも打ち切りを食らった作家
『パッキー』のレツ先生、『恋するエジソン』の渡邉先生
『恋染紅葉』のミウラ先生の読み切りあり。
また、後に連載化される『E-ROBOT』の読み切りも掲載される。
【その他】
・葦原先生事故による負傷でワールドトリガー1週分休載
~感想~
ワンピースのヒキに対するフェイント的な話の展開が
印象的な2014年の幕開けでした。
また、べるぜバブの終末の予感を余所に、
最終章をもう2年近く続けているブリーチが
相変わらず「最終章大熱戦センターカラー!」とかやってるのは
ちょっと滑稽な感じがしました。
2月
~主な出来事~
【トリコ】
新章グルメ界編スタート。(本編2年の時間経過)
開幕、普通に小松がトリコと一緒に行動しており、
まさかの小松を助け出す過程を完全カットするという
大胆な演出がみられた。
【食戟のソーマ】
人気投票の結果開票。
総投票数8225票と少なめ。(1位は主人公・創真で956票)
他作品も含めてこれら人気投票の分析は後ほど行います。
【暗殺教室】
主要生徒として登場回数は多かったものの、
ほぼ話の中心となることはなかった茅野主演のエピソードが
ようやく登場する。巨大プリンを作る話。
【ニセコイ】
人気投票の結果開票。
こちらはソーマとは打って変わって高投票率。
後ほど分析します。
[完]【恋のキューピッド焼け野原塵】
魔界の王が主人公の少年の恋の手助けをするという
面白い設定のラブコメマンガでしたが、
力及ばず打ち切り終了となりました。
少し絵が粗めで、そこを敬遠されたのかもしれませんが
設定の面白さや、キャラのしゃべりの巧みさで
読ませてくれる良作だと思いました。
[完]【HACHI-東京23宮-】
上記の焼け野原塵と同じ号でのダブル打ち切りとなりました。
珍しいパターン。
半神たちに乗っ取られた東京を舞台に繰り広げられる
怪物バトル・・・が売りだと思いますが、
いまいちぱっとしなかったと思います。
[完]【べるぜバブ】
連載5年の長期連載作品でしたが、この度完結となりました。
最終回はセンターカラー。
どたばたコメディ、学園モノ、バトル、ファンタジー、
ヤンキー、育児、ラブコメとありとあらゆる要素の詰まった
一言では言い表しにくいバラエティに富んだ作品でした。
2011年-2012年までTVアニメ化もされています。
最終話は学園モノの鉄板、卒業式のエピソードで締めています。
[新]【イリーガル・レア】椎橋寛
『ぬらりひょんの孫』の椎橋先生の新連載。
モンスターハンターから狩られる立場の希少種。
その希少種達が自らを守るため、希少種犯罪対策課を
設立する。
昨年の読み切り『DARKPAWN』のキャラも登場する。
[新]【i-ショウジョ】高山としのり
最強ジャンプ出身の高山先生の新連載。
魔法のアプリをめぐる少年少女のドタバタを描く
ちょいエロラブコメ。
ジャンプでは珍しい(アウターゾーン以来?)
オムニバス形式のエピソードが特徴的。
[新]【ステルス交境曲】
(作画)天野洋一 × (原作)成田良悟
『デュラララ!』作者の成田先生が原作の新連載。
あらゆる種族が集まる街「神保町」を舞台に、
自分への攻撃を倍返しするという装置を背負った
少年・ジグを主人公に物語が展開する。
[新]【TOKYO WONDER BOYS】
(作画)伊達恒大 × (原作)下山健人
アニメ銀魂の脚本家も務めたことのある下山先生が
原作の新連載。
瀕死のサッカーチームが巻き起こす奇跡の
大逆転ストーリー。
ほんとは3月に入ってからの新連載でしたが
便宜上ここで紹介します。
【その他】
・11号にて、「ニセコイヒロインバレンタインポスター」の付録あり。
表面はニセコイヒロインたち(千棘、小野寺姉妹、鶫、マリー、るりちゃん)
がチョコを差し出しているイラストで、
裏面はジャンプが誇る残念男子たちがチョコをもらうべく手を差し出しているイラスト。
残念男子のメンツは以下
・古市、磯辺、殺せんせー、燃堂、新八、田中センパイ
~感想~
特筆は長期連載作品であるべるぜバブの終了でしょう。
一昨年、昨年からジャンプのフレッシュ化が進んでいますが
ここでさらにフレッシュ化が加速したことになります。
作品改編期ということで、新連載作品も4作品投下されました。
4作品の中でも、ライトノベル作家が原作者である
『ステルス交境曲』は目立っていました。
ポストめだかボックス?
3月
~主な出来事~
【トリコ】
トリコのフルコースメニューの「ドリンク」が
「ビリオンバードの卵」に決定する。
トリコのフルコースメニューの決定はセンチュリースープ以来。
【ワールドトリガー】
連載一周年突破で表紙・巻頭カラーあり。
キャラ人気投票を募集。
【磯辺磯兵衛】
ぬいぐるみ発売記念センターカラーあり。
初の長編である高尾山地獄修行編が開幕する。
【黒子のバスケ】
キャラ人気投票の結果発表あり。
詳細は後ほど。
【ソウルキャッチャーズ】
新章突入。
神峰と同じく人の心を視ることのできる力をもつ
黒条が登場。
【斉木楠男】
斉木のツンデレ祖父登場。
[完]【アイアンナイト】
ゴブリン化した人間による荒廃した
世界を舞台にしたダークヒーローもの。
ジャンプっぽくないハードな展開も目立っていたが、
あえなくの打ち切り終了となってしまった。
【読み切り】
スケットダンスの篠原先生の読み切り
『永久不滅デビルポイント』が掲載。
【その他】
・しまぶー体調不良でトリコ1週分休載
~感想~
キャラ集合系の表紙が目立った月でした。
PS3/PSVITAソフト『Jスターズビクトリーバーサス』の
(ジャンプキャラによる格ゲー)
発売に併せて、現連載陣での出場メンバーによる
集合表紙があり、
さらにはジャンプ連載の作品群を
「現実系」と「ファンタジー系」に分け、
それぞれの分類で集合表紙を展開するという
面白い試みもありました。
分類は以下の通り。納得できます??
(現実系)
ハイキュー!
ニセコイ
こち亀
暗殺教室
黒子のバスケ
斉木楠男
ソウルキャッチャーズ
i-ショウジョ
TOKYO WONDER BOYS
(ファンタジー系)
ナルト
ワンピース
トリコ
ブリーチ
銀魂
ワールドトリガー
磯辺磯兵衛
イリーガルレア
ステルス交境曲
4月
~主な出来事~
【ワンピース】
昨年のヒキの人物の正体がようやく判明。
なんと死んだと思われていたルフィの義兄「サボ」が
革命軍参謀総長として登場する!
【暗殺教室】
堀部イトナがE組に加入する。
【銀魂】
人気投票結果発表あり。
人気投票は銀さんを除いたキャラで行い、
1位になったキャラが銀さんと一緒にジャンプ表紙を
飾るという珍しいパターンでの人気投票だった。
やはり詳細は後ほど。
本編では、真撰組隊士・斉藤終が登場する。
【ニセコイ】
ここにきて新たな鍵持ちヒロインが登場。
楽が幼い頃、羽姉(ゆいねえ)と慕った
中華マフィアのボスが楽たちの担任として赴任!
【読み切り】
リボーンの天野先生の『眠寝太郎現る!!』と、
マジコの岩本先生の『黒き妖のゴゴゴ』が掲載。
また、まるで少年チャンピオンに載りそうなジャンプ
っぽくない尖った格闘技漫画『あばれ猿』が掲載。
「オールギャグカーニバル」と銘打って
以下のメンバーによるギャグ読み切りが一挙掲載された。
・大石浩二
・うすた京介
・ますだこうすけ
・地獄のミサワ
このうち、うすた京介の描いた『くまモンじゃないやつ物語』は
熊本のご当地ゆるキャラ・くまモンを面白おかしくイジった内容であり、
これを読んだ本物のくまモンが現実に集英社に直接乗り込んできて
抗議を行う、という寸劇が作品外で展開された。
また、「オールスターコラボマンガ」という
連載陣の先生方がそれぞれ選んだ他の作品世界に
自分のキャラを投入するという変わった企画が実施された。
どの作品がどの作品を選んだかは以下。
こち亀→磯辺
暗殺→ワートリ
ワンピ→ナルト
ソーマ→黒子
ナルト→黒子
ワートリ→斉木
ブリーチ→暗殺
ソルキャ→黒子
銀魂→ワンピ
イリーガル→ブリーチ
トリコ→磯辺
i-ショ→ニセコイ
ニセコイ→銀魂
ステルス→ソルキャ
ハイキュー→ナルト
東京湾→斉木
斉木→ソーマ
磯辺→こち亀
~感想~
昨年もそうでしたが、4月には変わった企画が行われる
伝統なのかもしれません。
コラボマンガはその特性上、単行本に収録されにくいので
こういった企画は切り抜きで保存しておくと
のちのち貴重な資料になりそうです。
5月
~主な出来事~
【黒子のバスケ】
ついに赤司がゾーン突入。
【ソウルキャッチャーズ】
連載1周年でセンターカラー。
作中で「作者と担当以外誰も続くと思っていなかった
吹奏楽マンガが1年続くことがスゴくないですか」
というセリフがあり、苦労が垣間見える。
キャラ人気投票募集開始。
【ハイキュー!】
連載2周年で巻頭カラー。
宮城県代表決定戦、条禅寺VS烏野戦始まる。
第二回キャラ人気投票募集開始。
【食戟のソーマ】
田所ちゃんVS黒木場のラーメン対決で
ジョジョネタあり。
[完]【TOKYO WONDER BOYS】
異例の早さでの打ち切りとなった。
明らかに6月開催のサッカーW杯を見越しての
連載だったが、まさかのW杯開幕前での終了となった。
目新しい、面白い要素がほとんどなく、
ジャンプでサッカーマンガは成功しにくい
イメージをますます決定付けた問題作。
[新]【火ノ丸相撲】 川田
昨年8月に読み切りが掲載された作品の連載化。
ジャンプで珍しい相撲マンガ。
身体の小さな主人公・潮火ノ丸が巨漢相手に
横綱相撲で立ち向かう爽快な内容が評価されたか、
連載後すぐに人気を博すこととなる。
【読み切り】
『クロガネ』の池沢春人先生の『カミドリ』掲載。
のちに連載化する後藤秀平先生の『ハイファイクラスタ』掲載。
【その他】
・『バクマン』実写映画化の情報掲載
・この頃、『ニセコイ』のアニメ終了
・どういうことかはよくわからないが、
巻末コメントでワンピの尾田先生と、
磯辺の仲間りょう先生が以下のようなやりとりを
繰り広げた。
尾田「仲間りょうのせいで侍のセリフにうっかり候ってつけそうになる。
仲間りょう・・・」
仲間「尾田栄一郎・・・」
仲間りょう先生の『磯辺磯兵衛物語』はもともと
『ワンピース』の代原で成り上がった作品であり、
そのへんの絡みでなんらかの交流があったのかもしれません(適当)
~感想~
ジャンプ打ち切りマンガ愛好家にとってひそかに注目される
いわゆる「10週打ち切りマンガ」が久々に誕生しました。
『TOKYO WONDER BOYS』…。
ジャンプでヒットしたサッカーマンガとしては
『キャプテン翼』が超有名ですが、逆に言えば
それしかジャンプで成功したサッカーマンガはないと
言っていいかもしれません。
一応、『ホイッスル!』がアニメ化まで漕ぎ着けた
ジャンプサッカーマンガでしたが、アニメ放映中に
打ち切り終了を迎えているため、ヒット作とは言いづらい
ものがあります。
そんな東京湾とは裏腹に、読み切りで好評だった
『火ノ丸相撲』が新連載として現れました。
ジャンプでは珍しい相撲マンガとして降臨し、
すぐに人気を確立することになります。
6月
~主な出来事~
【ハンター×ハンター】
2年以上の沈黙を破り、ついに連載再開。
前回の壮大なヒキからの再開となる。
本編にてクラピカが十数年ぶりにセリフ入り登場。
(過去編の読み切り除く)
【トリコ】
連載6周年で表紙・巻頭カラー。
グルメ界を冒険する四天王は妖食界へと入る。
【ワールドトリガー】
アニメ化決定の情報が公開され、表紙・巻頭カラー。
人気投票の結果発表あり。詳細は後ほど。
【斉木楠男】
連載2周年で表紙・巻頭カラー。
「キミの好きな回投票」という少し変わった
人気投票の募集を開始。
本編では、斉木の兄・空助が登場する。
【暗殺教室】
アニメ化・実写映画化決定の情報が公開され、表紙・巻頭カラー。
キャラ人気投票の募集が始まる。
【黒子のバスケ】
真の赤司が覚醒し、洛山のメンバー全員がゾーンに突入するという
驚きの演出がなされる。
【読み切り】
のちに連載化される岩代俊明先生の『式神トワイライトデイズ』掲載。
のちに連載化される古屋樹先生の『卓上のアゲハ』掲載。
ヤングジャンプから『東京喰種』が出張掲載。
サッカー日本代表岡崎慎司選手のノンフィクションマンガ
『岡崎慎司ヒストリー 一生ダイビングヘッド!』掲載。
作画担当は過去にジャンプでサッカーマンガを連載していた村瀬克俊先生。
【その他】
・尾田先生扁桃腺切除手術のため、ワンピース2週分休載。
・葦原先生急病のためワールドトリガー1週分休載。
~感想~
やはり一番のトピックスは『ハンター×ハンター』の連載再開です。
前回の掲載から実に2年3か月ぶりの連載再開でした。
たしか、休載直前の雑誌巻末コメントで「ヒキがヒキだけになるべく早く戻ってきます」
というようなことを言っていた気がしますが・・・。
ともあれ、連載再開です。(8月から再び休載しますが)
新章・暗黒大陸編は、ゴン・キルアがほとんど登場しない物語展開となりました。
物語の構成としては、
レオリオ・クラピカが十二支んに加入し、
ハンター協会として暗黒大陸への渡航を目指す、
ジン=フリークスがカキン帝国の暗黒大陸探検チームに加入し、
パリストンをけん制しながら暗黒大陸への渡航を目指す、
カキン帝国の王子たちが次期国王の座を争いながら暗黒大陸への渡航を目指す、
という3本ほどのストーリーラインを並行で走らせるような
構成を取っており、やや難解な展開が目立ちました。
以上、2014年の1~6月までのまとめです。
ひとまずここまで。
7~12月まではまとめ完了次第アップします。
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