1992年~2003年にかけて、伝説のギャグファンタジーマンガ
『魔法陣グルグル』が連載されていました。
当サイトにちょいちょい来て下さってくれている方は
おわかりかと思いますが、本作品に対する私の思い入れは
飛び抜けて大きいです。
ざっと、今まで以下のような記事を書いてきました。
『魔法陣グルグル2』は【外伝1】につながるか?
【魔法陣グルグル】詳細解説付き・アイテム大全集
【魔法陣グルグル】くどいカオのネコを偲ぶ
細かすぎて伝わらない名場面【魔法陣グルグル編】
【魔法陣グルグル】ククリの失敗特集
【魔法陣グルグル】進化する魔法"グルグル"の魅力
【舞勇伝キタキタ】3巻発売 見どころ特集
【魔法陣グルグル】スピンオフ漫画【舞勇伝キタキタ】を特集する
正直、これでもまだ書き足りていないくらいで
まだまだ掘り下げれば記事の2,3本は書けるくらいの
ネタはつかめそうです。
・・・まぁ、それはさておき。
そんな『魔法陣グルグル』ですが、
本記事を書いているちょうど一年前、2012年11月から
ガンガンONLINEにて正当な続編となる『魔法陣グルグル2』の
連載が始まっています。
2013年7月にはコミックス一巻目も刊行されています。
で、そういえばこの『魔法陣グルグル2』について
メインを張って記事にしたことがなかったなと
ふと思い立ち、今回記事にしてみることにしました。
案外、初代グルグルの熱心な読者だった方でも、
「2」は読んでない、もしくは存在自体知らないという方が
多いかもしれないので本記事で「2」の魅力を伝える
ことができたら幸いです。
では、どうぞ
魔王ギリとの戦いから・・・
『魔法陣グルグル2』はなんと前作からわずか2週間後の物語です(!)
前作の連載終了から「2」の連載開始までに約9年間もの間が
あいているのに、このギャップがすごい・・・。
ですが、これは過去ヒット作の久々の続編によくある、
前作主人公の子供なり後継者なりを主人公にした「二世もの」ではない
正当派続編作品であることも意味しています。
冒頭のニケのおやじのセリフでこの続編を
メタ的に茶化してるのもちょっと面白いです。
「おいしいものにはIIがある」
勇者は「II」が真骨頂なのだ!
いいこと言うなぁ。
そして伝説のシーンの再来。
あらたな魔王が出現した(かも)という国王からのおふれを見て、
ニケのおやじ渾身のカンバンダッシュが炸裂します。
このカンバンダッシュは前作グルグル第一話の再現です。
オールドファンにとっては懐かしい笑いがこみあげるところ。
ともかく、こうして勇者の真骨頂たる魔法陣グルグル「2」が
封切られました!
ニケとククリの関係は?
前作のラストで、ククリがニケに告白し、
「勇者様という呼び方じゃなくて、これからはニケと呼んでくれ」
と、かなりイイ感じに進展した二人の関係でしたが、
それからわずか二週間後である本作ではどうなっている
かというと・・・
ま っ た く 進 展 な し 。
うん、お約束お約束。
ちなみに、ニケとククリは前作ラスボス・魔王ギリ討伐後、
超エリート学校に入れられたようです。
二人とも14歳になり、少し大人になっていますが
結局、関係性は前作とほとんど変わっていません。
使えなくなったグルグルは?勇者の力は?
前作終了時、少し大人になったククリはグルグルを使えなくなりました。
タイトルが『魔法陣グルグル』なのにグルグルが使えないとはこれいかに!?
また、ニケは前作さんざん苦労して手に入れた、地水火風の自然界の剣を
使用できる能力があり、これはしばらくはニケ独壇場の展開か・・・?
と、おもいきや第一話でバッチリのククリのグルグル復活きました。
本来、子供にしか使えないはずのグルグルですが、
「学校の授業がつまんない」「勉強がイヤだ」「勇者様とまた旅に出たい」
といった子供のような心がククリに再びグルグルの力をさずけます。
14歳になり大人になったかと思われたククリの心は、
まだまだ子供のままのようです。
これで、晴れてニケの光魔法キラキラと、ククリの闇魔法グルグルの
共演ふたたびか!?
と、おもいきや、ニケの方はなんやかんやで光魔法キラキラが
使用不可の模様。
結局しばらくは、ニケが敵を足止めしてククリがグルグル使用という
前作中盤あたりまでの定番スタイルでやってくことになりそうです。
前作仲間にならなかったあのキャラたちが!?
前作最初の大きなイベントは、「キタの町」での大冒険でした。
ここで出会った3人の子供たちとともにノコギリ山の大ボスの
肩のうしろの2本のツノのまんなかのトサカの下のウロコの右
の弱点部分を突き刺して、見事討伐に成功したのでした!
前作ではキタの町の3人の子供たち「ザザ」「ミグ」「トマ」のうち、
トマだけは後の冒険で再会し、ニケたちとたびたびパーティを組むことになります。
トマはキタの町登場時は地味なキャラでしたが、
最終的には前作では「最強キャラ」との呼び声もあるほど成長しました。
反面、ザザとミグの出番は序盤っきりでした。
しかし、今回の「2」ではなんと・・・!
まさかの勇者パーティ入り!!!
これはいいサプライズ!
単行本一巻ではまだ活躍の場はありませんが、
今後の展開に期待しましょう。
そして、二人と同時に仲間になったのは前作のマスコット的キャラで
あったあの精霊・・・
こうして冒険の準備はととのいました!
勇者パーティの行く先に待つものは果たして・・・!?
絵柄について
グルグル作者・衛藤ヒロユキ先生といえば連載中の絵柄の変動が大きい
ことで有名ですが、最近は絵柄を安定させたようで、
この『グルグル2』が始まる前に連載していた『舞勇伝キタキタ』では
ほとんど絵柄の変動もなく、安定した絵柄で連載が続きました。
本作『グルグル2』も、基本的に『舞勇伝キタキタ』の絵柄を
引き継いでいます。
とはいえ、初代『グルグル』からすると結構な変化があると思います。
この変化は進化といってよいかもしれません。
衛藤先生の、さまざまな作品の執筆を経て進化した最新の絵柄で
描くククリの多彩になった表情をみよ!↓
個人的に、かなりククリかわいくなったと思うのですが、どうでしょう?
でもパンチラはあいかわらずのかぼちゃぱんつ。
エロさはかけらもありません。
おまけマンガ健在!くどい顔のネコの後継者とは・・・?
グルグルおまけマンガといえば、ファンのあいだでは超有名な
くどい顔のネコですが、この記事で書いたとおり、
22歳の超長生きを経て、残念ながら永眠してしまいました。
しかし、本作『グルグル2』の単行本一巻のおまけページには
その後継ネコというべき2匹のネコの姿がありました。
ほっそり軽い「コパン」(メス)
でっぷり重い「ユンタ」(オス)
の二匹です。この二匹の今後のおまけマンガでの活躍にも
期待しましょう。
さりげに、先代くどい顔のネコの名前が「トラマル」だった
と書かれている点にも注目です。
今後登場してほしい前作のあのキャラ
単行本一巻の収録範囲より少し先になりますが、
今後ククリが「おともだち召喚」というグルグルを習得します。
このグルグルは、要はRPGでいうとパーティ編成が自由にできる
システムで、ククリが出会った人物を呼び出していっしょに冒険する
ことができます。
今後このグルグルを利用して、冒険によってパーティ編成を
変えながら物語が展開していく可能性が高く、
そうなると前作のあのキャラとか、あのキャラとか、
いろんなキャラが出るといいなぁと妄想する次第です。
前作のひとコマ。
ここをみるだけでも、ザザ・ミグ以外に
トマ、ジュジュ、キタキタおやじ、闇のおねえさんルンルン、
闇魔法結社総裁、服職人ミウチャ、草の精霊モゲル、
高僧ガタリ、盗賊のおかしらスライ、ミルカ姫、
闇魔法使いデリダ
など、さまざまな懐かしキャラがいます。
ぜひとも「おともだち召喚」をフルに生かして
ちょいちょい登場させてくれたらなー、と
期待してます。
・・・と、思いのたけを語ってきましたグルグル2。
最新話はガンガンONLINEで無料で読めるので、
前作が好きだった人も、グルグルに初めて触れる人も
ぜひ読んでもらいたい作品です。
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