2013年も週刊少年ジャンプの記録を付けようと思います。
[昨年のまとめ記事↓]
週刊少年ジャンプ一年間の歩み[2012年]
週刊少年ジャンプの、作品内外で起きたさまざまな印象的出来事、
連載が始まった作品、終わった作品などを月単位で
列挙して簡単な感想を添えて記録に代える記事です。
2013年は少年ジャンプ創刊45周年のメモリアルイヤーです。
以下に見ていこうと思います↓
1月
〜主な出来事〜
【黒子のバスケ】
VS海常戦クライマックスで巻頭オールカラーの高待遇。
(ただし彩色は委託)
【ナルト】
ネジ死亡。
【ハイキュー!】【ニセコイ】
コラボ作品「ニセキュー!!」が掲載。
ニセコイメンバーとハイキューメンバーが
ビーチバレーする話
【銀魂】
PSPでバンダイナムコからゲーム化されるということで
バンダイナムコをきわどくいじったネタあり
【クロガネ】
連載終了。一年半の連載ののち打ち切り終了のかたち。
ジャンプでは珍しい剣道マンガとして一瞬の存在感をみせたが、
題材の難しさもあり、盛り上げ切ることができずに終わってしまった。
【読み切りなど】
犬まるだしの大石先生の特別読み切り『氷上布武』掲載。
フィギュアスケートが題材。シリアスとギャグの配分に個性が光った。
〜感想〜
2013年一発目のジャンプは『黒子のバスケ』の
巻頭オールカラーから始まりました。
2012年の夏頃から本誌での人気が確定したこの作品、
その勢いはとどまりをみせません。
2013年の黒子の快進撃を象徴するような
巻頭オールカラーでした。
2月
〜主な出来事〜
【斉木楠雄】
斉木の女体化版・斉木楠子登場
【食戟のソーマ】
前年の11月より始まったこの作品。
連載9回目にして「人気絶好調食欲増進漫画」のアオリ付き
センターカラーで掲載され、存在感をみせる
【暗殺教室】
堀部イトナの登場により殺せんせーの秘密の一端が
垣間見える
【スケットダンス】
ボッスンとサーヤの関係に決着がつく
【ハイキュー!】
連載一周年突破で表紙&巻頭カラー。
VS青葉城西戦白熱。
【伊達センパイ】
連載終了。キャラの個性で笑いをとる変人系ギャグ漫画は
ジャンプでは早々に討ち死にしてしまう印象があるが、
これもまさにそんな感じだった。
【恋するエジソン】
新連載。以前『メルヘン王子グリム』であえなく打ち切り終了
をくらった渡邊先生のリベンジ作品。前作と同じ変人系ギャグ漫画。
昨年読み切りで掲載されたものの連載化。
【ワールドトリガー】
新連載。以前『賢い犬リリエンタール』であえなく打ち切り終了
をくらった葦原先生のリベンジ作品。前作同様SFチックな作品だが、
新連載作者コメントで「今回はきびしめの世界を描こうと思います」
とある通り、前作ほどほのぼの感はない。
以前読み切りで掲載された『実力派エリート迅』の世界観を
引き継ぎ、主人公を変えて連載化。
〜感想〜
1作品が連載終了、2作品の新連載が投入されています。
伊達先パイ終了、エジソン開始ということでジャンプの
変人系ギャグ枠保守は継続。
そして、個人的に注目している葦原先生の新連載開始と
いうことでこの月は心躍ったものです。
この二作品の明暗については後ほど。
3月
〜主な出来事〜
【べるぜバブ】
連載4周年記念表紙&巻頭カラーあり。
アニメは昨年終了済だが、まだ一定の人気維持は
できている模様。
【暗殺教室】
表紙&巻頭カラーあり。
以前、連載開始3か月でもう表紙&巻頭カラー経験済の
この作品としては堂々としたもの。
学園モノではある意味定番な野球回。
【めだかボックス】
不知火不知編終了でセンターカラー。
球磨川を含めた3年生が卒業。
【銀魂】
表紙&巻頭カラー回で性転換ネタ
【食戟のソーマ】
3号連続センターカラーという無茶目の展開をみせるが
人気が確立した証拠。
【黒子のバスケ】
海常戦決着で物語は過去編へ。表紙&巻頭カラーあり。
【ワンピース】
作者急病による休載。代原で『明るい人』という
かなり個性的な4コマ作品が掲載される
〜感想〜
『食戟のソーマ』の人気確立が注目点と思います。
3号連続センターカラーなんてちょっと作画の
tosh..じゃなかった佐伯先生のお身体を心配してしまいます。
4月
〜主な出来事〜
【特別読み切り企画】
春のSP企画として、過去にジャンプで連載経験のある
(そして微妙に打ち切りっぽく終わった)作家先生方の
特別読み切り5作品が5号連続掲載されました。
作品一覧は以下
1.『さくらん(仮)』 PSYRENの岩代先生
2.『ジェダの通学路』 magicoの岩本先生
3.『W.C.フレンズ』 保健室の死神の藍本先生
4.『ぶんらんにゅーSCHOOL DAY』 針須川の叶先生
5.『てとくち』 あねどきの河下先生(原作付き)
また、上記とは別枠でベテラン先生の特別読み切りも
掲載されました。(以下)
1.『DARK PAWN-闇の質屋-』 ぬら孫の椎橋先生
2.『Moon Walker LTD』 テニプリの許斐先生
3.『マリオ』 ナルトの岸本先生。SQに本編掲載の読み切りのプレ版。
【暗殺教室】
異常教官・鷹岡に対して渚の暗殺の才能が発揮される回で
「服を引っ張ったら殺(ころ)んだので」という表現があり、
この作品らしい表現だなとほとんどの読者が違和感なく
スルーしたところ、後日ただの誤植だったことが判明。
【ワンピース】
エースのメラメラの実を賭けたコロシアム始まる
【ワールドトリガー】
第9話にしてセンターカラーあり。
派手さはないが着実に人気は獲得している証拠。
読み切り版の主人公だった実力派エリート・迅が登場
【こち亀】
連載1800回突破記念の表紙&巻頭カラーあり。
【めだかボックス】
連載終了。センターカラーにて円満終了。
連載期間はほぼ4年間。コミックス全22巻。
2期に分けてのアニメ化の機会もあり、まずまずの
人気を確立した作品といえる。
〜感想〜
特筆は連載経験者の特別読み切りラッシュですが、
『めだかボックス』の終了にも注目したいところです。
体裁上円満終了のような形をとっていますが、
最終回にいたるまでの掲載順の低迷をみる限りは
人気絶頂の中堂々の完結というわけではなさそうでした。
キャラ数の異常な多さとメタ演出の目立つクセのある作品で
好き嫌いがはっきり分かれた作品だったと思います。
5月
〜主な出来事〜
【ニセコイ】
進級して2年生編始まる。
小野寺さんの妹登場。
【ワンピース】
作者急病による休載。代原で『磯部磯兵衛物語』という
浮世絵調のかなりインパクトのあるギャグ読み切りが掲載され、
ネット上でちょっとした話題となる。
【ナルト】
サスケのいけしゃあしゃあとした「火影になる」発言で
作中のあらゆるキャラと読者の度肝を抜く
【スケットダンス】
最終章「ラストダンス」開始。
開盟学園に新理事長が就任。その方針は生徒の個性を
抑圧するものだった。
スケット団最後の大仕事が始まる。
【ハングリージョーカー】
連載終了。天才科学者を主人公とした能力バトルモノ。
読み切り版の設定を一切投げ打っての連載開始が
印象的だったが、良いところをみせられずに終わった感。
【新米婦警キルコさん】
連載終了。元傭兵の婦警・キルコさんを中心としたドタバタギャグ。
連載開始時のネット上の人気は結構すごかったが、
バブルがはじけたように徐々に掲載順が落ちていき
最終回と相成った。
しかし、連載終了後も「ジャンプLIVE」(ジャンプのスマホ向けコンテンツ)
で『帰ってきたっ!新米婦警キルコさん』が数話掲載されるという
異例の展開をみせた。
【ソウルキャッチャーズ】
新連載。特殊能力系吹奏楽マンガというかなり個性的な作品。
他人の心が「見える」主人公が吹奏楽の指揮者に挑戦し、
さまざまな問題を抱える吹奏楽部を導く。
【無刀ブラック】
新連載。ギャグのようなタイトルだが、
中身は硬派な時代劇柔術マンガ。
【スモーキーB.B.】
新連載。高校野球が題材。
技巧派(スモーキー)にみえて
実は本格派(パワーピッチャー)という
主人公投手の意外性を描く。
【読み切りなど】
他誌から出張3作品。
ヤングジャンプから『キングダム』
最強ジャンプから『魔神のガルド!』
ジャンプSQから『終わりのセラフ』
の出張読み切りが掲載。
〜感想〜
連載作品入れ替えの時期で、前月のめだかもあわせると
3作品が終了。さらにスケットダンスも最終章に入ります。
新連載は3作品。ですが、ソウルキャッチャーズ以外は
少し地味な印象を受けました。
ワンピースの代原の『磯部磯兵衛物語』の反響は
すごかったようで、以降ちょくちょく読み切りで登場し、
最終的には新連載となって帰ってきます。
まさに代原ワンチャンを絵に描いたような作品。
6月
〜主な出来事〜
【ニセコイ】
TVアニメ化決定発表記念表紙&巻頭カラー
【ワンピース】
またも作者急病による休載。そして代原は
ふたたび『磯部磯兵衛物語』
【トリコ】
連載5周年突破記念表紙&巻頭カラー
トリコVSスタージュン戦が佳境。
少し昔っぽいノリな殴り合いバトルが心地よい
【斉木楠雄】
連載1周年突破記念表紙&巻頭カラー
修学旅行編はじまる
【スケットダンス】
スイッチ、ついにしゃべる
【読み切りなど】
ワンピース代原で話題をさらった
浮世絵ギャグ漫画の作者・仲間りょう先生の
動物ギャグ読み切り『知恵熱!!ダビットさん』が掲載。
〜感想〜
注目はニセコイのアニメ化でしょうか。
ジャンプ作品においてアニメ化というのは
ひとつの到達点です。
マガジンやサンデーと比べてラブコメが生き残りにくい
印象のあるジャンプで、昨年のラブコメ戦国時代をも
勝ち抜きよくここまできた、といった感じです。
この時点ではまだ発表されていませんが、
ニセコイのアニメ制作は『魔法少女まどかマギカ』等で
有名なシャフト&新房昭之監督が手掛けるというのは
驚きでした。
7月
〜主な出来事〜
【暗殺教室】
連載1周年突破記念表紙&巻頭カラー。
殺せんせー「リアル時間で1年生き延びられてうれしい」発言。
第一回ヌルヌル黒板アート選手権を募集
【スケットダンス】
連載6周年で堂々の完結。コミックス全32巻。
ほぼすべての複線を回収したが、ボッスンとヒメコの
関係だけはうやむやのまま終わった。
ギャグありシリアスあり。バトルに走らない
ちゃんとした学園モノでここまでの期間連載できた
というジャンプでは稀有な作品だった。
【ワールドトリガー】
オサム、ユーマ、チカの3人でボーダー玉狛支部へ入隊。
このチームでA級昇格、遠征部隊選抜を目指すという
中長期目標が提示される
【ハイキュー!!】
青葉城西戦が白熱のすえ、まさかの主人公チーム敗北という
かたちで幕を閉じる。
負け演出が神がかっていた。
【クロス・マネジ】
連載終了。女子ラクロス部の男子マネージャーが主人公という
異色のスポーツマンガ。
試合描写がわかりにくかったりとスポーツマンガとしては
欠点も目立ったが、キャラ描写等魅力も多かった。
コミックス全5巻。ジャンプNEXTに特別編掲載という
やや優遇された打ち切りとなった。
【恋するエジソン】
連載終了。やはりジャンプで変人系ギャグ漫画の生存は
難しいのか。
毎週2話掲載というトリッキーな展開をするも
あまり効果はなかったようだ。
【銀河パトロールジャコ】
ここにきてまさかの鳥山明先生の新連載。
少年ジャンプ創刊45周年特別記念特大号にて
連載が開始される。
初回の鳥山先生のコメントは
ちょっと古臭い感じの内容ですが最後まで読んで
いただければなぜかわかりますよ」
と意味深な内容。全11話構成と最初から決まっていた。
【クロクロク】
新連載。妖怪専門の市役所の役員を主人公とした
妖怪どたばたモノ。ライトノベルっぽいノリが特徴。
【ひめドル!】
新連載。特殊な専門分野を学ぶ"総高専"を舞台に
美容師志望の主人公と、アイドル志望のヤンキー女子の
恋愛を描くラブコメ。
〜感想〜
特筆はなんといっても鳥山明先生の新連載でしょう。
読み切りではなく連載というのが驚きでした。
(1クール限定でしたが)
同時期に連載開始した新人二人には結構なプレッシャー
だったかと思います。
また、長期連載の『スケットダンス』が終了を迎えました。
昨年に引き続き、ジャンプ連載陣のフレッシュ化が促進されます。
8月
〜主な出来事〜
【37・38合併号のJヒロイン水着グラビアポスター】
食戟のソーマの佐伯先生渾身のJヒロイン水着グラビアポスター
連載中の作品すべてのヒロインが描かれる素晴らしき逸品。
この号直前で最終回を迎えていた無刀ブラックが
ちょっとかわいそうだった。
【黒子のバスケ】
表紙&巻頭カラーで帝光中が全中決勝戦でエグい勝ち方をする。
藤巻先生も作者コメントで「巻頭なのに暗い話ですみません」
と謝った。
【無刀ブラック】
連載終了。全12話というかなり早い打ち切りとなった。
人気低迷の原因はいろいろあったと思うが、まず題材が地味すぎた。
あとは主人公の弟子・継春にあまり魅力がなかったのも気になった。
【読み切りなど】
『いぬまるだしっ!』番外編が掲載。なぜかタイが舞台。
また、「ジャンプ異才読み切り3連弾」という企画で
ちょっと変わったタイプの読み切り掲載企画あり。
第一弾の『火ノ丸相撲』はジャンプで珍しい相撲マンガ
だったが、かなりの快作だった。
〜感想〜
毎年この時期になると、表紙に全作品のキャラが集合することがありますが
ここに描かれているキャラの大きさがそのまま作品の格付けにも
つながります。
ここではルフィ・ナルト・トリコが最前列
その後ろを銀さん、黒子、殺せんせー、楽
さらに後ろを両さん、創真、斉木、男鹿、日向、
あとはその他、といった感じです。
(一護がいないのはブリーチがこのときちょうど
休載中だったからです)
まだまだ、ワンピ・ナルト・トリコが三枚看板のようです。
9月
〜主な出来事〜
【食戟のソーマ】
表紙&巻頭カラーあり。
まだ若いこの作品ですが、表紙・巻頭を任されたら一線級で
活躍を認められている証拠です。
ここらのシリーズではからあげが実に美味しそうでした。
【ニセコイ】
少女漫画『俺物語!』との異色のコラボ漫画掲載。
なんでかニセコイは異色のコラボをすることが多い。
【ブリーチ】
プチ休載していたのが連載再開。「千年血戦篇・訣別譚」突入。
…千年血戦篇はもう1年以上前からやってますが。。
【斉木楠雄】
人気投票結果発表。応募総数は5884通。
【暗殺教室】
黒板アート大賞受賞作発表
【スモーキーB.B.】
連載終了。全15回。
無刀ブラックと同じく早い打ち切りとなりました。
原作付きだった割には物語展開に特別みどころ
がなかった気がします。
【銀河パトロールジャコ】
予告通り11話にて終了。
最終回で『ドラゴンボール』のブルマが登場し、
この物語が『ドラゴンボール』の前日譚であったことが判明する。
サプライズな展開だが、気付く読者は早い段階から気付いていた。
【HACHI】
新連載。ムヒョとロージーの西先生が描く
ダークファンタジー。
半神(ハーフ)に乗っ取られた東京を
奪還するレジスタンスたちの戦いを描く。
【恋のキューピッド焼野原塵】
以前に読み切りが掲載されたものが連載化。
一生モテない運命にある主人公のもとに魔王が降臨し
主人公の恋路を助けるという怪人系ギャグ+ラブコメ。
絵は荒いが主人公のモノローグによるツッコミの
言葉選びがなかなか秀逸。
〜感想〜
注目は銀河パトロールジャコでしょうか。
なんとドラゴンボールの前日譚だったとは…
…まー、とは言ってもそれはあくまでもオマケ要素。
鳥山先生の最終回掲載号での作者コメントにもありますが、
「ずっと描きたかったライトな漫画絵本が完成して大満足」
というのが真理でしょう。
物語構成もほとんど人気を意識しているとは思えず、
(毎回ヒキらしいヒキもなく淡々と進んで行ってた)
本当に描きたい話をのんびり描いてるんだなーって印象でした。
10月
〜主な出来事〜
【ハイキュー!】
TVアニメ化決定記念表紙&巻頭カラー。
作者・古舘先生
色々と楽しみですが「音」が加わることがとても楽しみ」
と渋いコメント。
【黒子のバスケ】
長い過去編が終わり、ようやく洛山戦がスタート
アニメ2期がはじまる。
【べるぜバブ】
新展開突入。舞台はなんとアメリカに!?
【こち亀】
ガールズ&パンツァーネタあり
【磯部磯兵衛物語】
新連載。ワンピースの代原がきっかけから
何度か読み切りが掲載されていたが、まさかの連載化。
異例のスピード出世浮世絵ギャグ。
【読み切りなど】
『岸辺露伴は動かない 密漁海岸』が掲載。
昨年の岸辺露伴もこの時期掲載だった。
キルコさんの平方先生の残念系ヒーローモノ読み切り
『31HEROES』が掲載。
〜感想〜
ハイキュー!のアニメ化がトピックス。
アニメ制作は黒子のバスケと同じくProduction I.Gが担当で
黒バスアニメヒットの実績を見込まれた形かもしれません。
2011年スタートのニセコイ、2012年スタートのハイキュー!
と相次いでのアニメ化決定はジャンプ次期主力作品の
存在感を示しています。
11月
〜主な出来事〜
【高橋和希先生の特別読み切り掲載】
『遊☆戯☆王』で超絶ロングヒットを飛ばした
生けるレジェンド・高橋和希先生の特別読み切り
『DRUMP』が掲載されました。
この号の予告では読み切りでは異例の見開き2ページを
使った大々的な予告がされていました。
内容としては、初期遊戯王を思わせるような、
トランプを使ったオリジナルゲームによる心理戦を
描くというような感じ。
【ニセコイ】
連載2周年で表紙&巻頭カラー。
第2回人気投票募集。小野寺さんの過去話。
【食戟のソーマ】
連載1周年で表紙&巻頭カラー。
秋の選抜編開幕。カレー料理対決。
それにしてもソーマは今年カラー多すぎである。
【ソウルキャッチャーズ】
コミックス2巻超人気御礼センターカラーのアオリが付き、
一時期人気が危ぶまれる掲載順だったが持ち直して
安定感が出た印象。
【クロクロク】
連載終了。同じ号で『ひめドル!』とあわせて終了という異例の形となった。
ジャンプではどの時期にも微妙な存在感の妖怪モノ漫画が
連載されているが、この作品もそんな感じだったかもしれない。
果たして次の妖怪枠は?
【ひめドル!】
連載終了。同じ号で『クロクロク』とあわせて終了。
『ニセコイ』人気の確立したジャンプではもうラブコメ
の枠は残っていないのだろうか?
【読み切りなど】
ヤンジャンから『ワンパンマン』の出張読み切りあり。
〜感想〜
特記は高橋和希先生の読み切りでしょうか。
見開き予告、掲載号表紙の扱いの大きさ、綴込付録付きなど
ただの読み切りとは思えないほどのプッシュっぷりでした。
内容は・・・まぁ遊戯王と同じような後出しジャンケン式
テーブルゲームバトルマンガでしたが。
12月
〜主な出来事〜
【ワンピース】
ルフィが泣くほどの人物登場!?というヒキで
2013年が締めくくられる。
その人物が誰なのかは年明けにわかるはず。
【銀魂】
連載10周年記念表紙&巻頭カラー。
2014年のジャンプ背表紙はオール銀魂でいくようで
まだまだジャンプ一線での牽引役の務めはある模様。
【黒子のバスケ】
連載5周年突破表紙&巻頭カラー。
皮肉にも、昨年以前からずっと続いていた
黒子のバスケ脅迫犯が逮捕されたタイミングと
この号が発売されたタイミングがほぼ一致。
【暗殺教室】
心理ゲーム「ワンナイト人狼」とのコラボで
特別綴じ込み付録が付く。
コミックス7巻にはアニメDVD同梱版もあり
これはTVアニメ化目前か?
【食戟のソーマ】
大人気御礼センターカラーでえりな様番外編。
本当にカラーが多い作品だった。
佐伯先生、一年間おつかれさまでした。
【アイアンナイト】
新連載。異形のものたちに乗っ取られた世界が舞台の
ダークヒーローもの。
少し前に始まった『HACHI』と題材がカブり気味。
〜感想〜
『黒子のバスケ』脅迫犯の逮捕と連載5周年突破記念が
重なったのは偶然とはいえおどろきでした。
一個人が長期間にわたって文化作品へテロ行為を行うことが
できてしまったというのは嘆くべき事実です。
今後このようなことが二度と起こらぬよう願うばかりです。
2013年のジャンプ総括
さて、週刊少年ジャンプの2013年を振り返ってまいりました。
ジャンプ創刊45周年記念のメモリアルイヤーでもある
2013年のポイントは大体以下2点というところでしょうか。
1.歴代の売れっ子作者が集結した特別企画
『ドラゴンボール』で伝説を築いた鳥山明先生の新連載
『銀河パトロールジャコ』の開始には驚かされました。
もう充分ドラゴンボールで稼いでる鳥山先生は
たまにあるイラストの仕事くらいで連載マンガを描くことは
もうないだろうと思っていただけに。
短期集中連載でしかも自分の描きたい話をのんびりと描くという
スタイルでしたが、オチでドラゴンボールと話がつながる
という読者サービスをしっかりと入れてくれたあたり
やっぱりプロの漫画家さんなんだなぁと思いました。
『テニスの王子様』で継続的大ヒットを飛ばしている
許斐先生の読みきりもありました。
許斐先生はジャンプSQで『新テニスの王子様』連載中にも
かかわらずに本誌に読みきり掲載という精力っぷりをみせています。
作品内容も許斐節炸裂しまくってて痛快でした。
そして、"ジャンプ創刊45周年最後の衝撃"として大々的に
登場したのは『遊戯王』の高橋和希先生の読みきりです。
内容は本文で触れたとおり。
こういった過去に一大レジェンドを築いた漫画家さん達が
同一年内に作品を発表する企画は45周年という
節目の年ならではこのことでしょう。
2.ジャンプ連載陣あらたな布陣
この年、若手有望作品の『ニセコイ』『ハイキュー!』の
アニメ化が決定しています。
昨年から爆売れが始まった『黒子のバスケ』のアニメ2期も開始。
また、始まったばかりの『暗殺教室』『食戟のソーマ』の人気も
ジャンプ看板を背負えるんじゃないかという勢いがあります。
長期連載であった『スケットダンス』『めだかボックス』も終了し、
新しいジャンプ連載陣の布陣がなんとなくみえてきました。
『ワンピース』『ナルト』『トリコ』が3枚看板なのは
変わらずも、そのすぐ後ろをフレッシュな看板候補
『暗殺教室』『食戟のソーマ』が担います。
昨年から快進撃を続けている『黒子のバスケ』も看板候補でしょうか。
さらにアニメ化で勢いある『ニセコイ』『ハイキュー!』
アニメ化の話こそないものの表紙&巻頭カラーを
任されることもある『斉木楠雄』が真ん中を守ります。
長期連載で安定感のある『銀魂』『ブリーチ』『こち亀』『べるぜバブ』
が両脇を固め、じわじわ人気を集めている
『ワールドトリガー』『ソウルキャッチャーズ』が後方より
うかがっているという感じでしょうか。
しんがりであわよくば人気爆発を狙う他の連載陣も
あなどれません。
以上、こんなとこでしょうか。
2014年もジャンプに楽しませてもらいます!!
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